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仕事が辛い若手看護師、注目!看護師を辞めたい時にまずやるべきこととは?

「頑張って勉強して、憧れの看護師になれた!けど辛い…」20代の若手看護師の中にはそんな悩みを抱えている人もいるでしょう。1年目は慣れない仕事にあたふたして、ひとり立ち後は責任が増して辛くなる……。なかなか自分の思い通りに仕事ができず、ストレスが溜まっている人もいるかもしれません。

こんな時、看護師を辞めたいと思いながら仕事を続けるべきなのでしょうか?この答えは抱えている悩み次第といえます。

この記事では、若手看護師が抱えがちな悩みとその解決策、そして若手看護師が転職する際に気を付けるべきことについてお伝えします。

若手看護師によくある悩み8選

新人時代は「仕事が覚えられなくて大変!」と悩んでいた人も、2年目以降は別の悩みが出てきます。その中でよくある悩みを8つご紹介します。

1.職場の人間関係が悪い

若手看護師に限らず、どの世代でもぶつかるのが人間関係の悩みです。

先輩との距離感や後輩からのプレッシャーなど、人間関係に関する悩みは絶えません。仕事のやり方で温度差が生じ、空気が悪くなることもあるでしょう。

看護師同士だけではありません。チーム医療という言葉があるように、患者さんの治療には医師や技師など多くの人が関わります。看護師という仕事への無理解や治療方針の違いから言い合いになってしまうこともあるでしょう。

こうした悩みがあっても、「仕事に支障をきたしそうだから相談できない」という声が多数見受けられます。

2.業務量・仕事への責任感が増える

病棟看護師は患者さんの命を預かる仕事です。そのプレッシャーで仕事が辛くなる場合があります。

ひとり立ち後は受け持ちの患者さんの数が増え、患者さんの急変対応に当たる場面も出てきます。重症患者さんの対応でアセスメント能力も求められるようになり、「自分で大丈夫なのか?」と考える場面もあるはずです。自分自身はまだ未熟だと思っているからこそ、業務量増によって不安な気持ちが増えても仕方ありません。

3.仕事のミスへの恐怖

新人時代はプリセプターの指導があり、仕事のミスもそこまで多くなかったかもしれません。しかし、ひとり立ち後はそうもいきません。どれだけ注意していてもどうしてもミスは起きてしまいます。

ささいなものからインシデントに至るまで、様々なミスを繰り返してしまい自信を無くす人もいます。その結果、「自分は看護師に向いていないのでは?」と辞めたくなる気持ちが膨らんでしまいます。

4.先輩からの指導が厳しい

命を預かる仕事だからこそ、時に厳しい言葉が飛び交うこともあります。このような厳しい指導が心身に負担となる場合があります。

厳しい言葉ばかりだと、自信も失ってしまいます。また「同期のあの子には優しいのに、私には厳しい」といった対応の差も悩みのタネとなってしまうこともあるかもしれません。

5.患者さんとのトラブル増加

患者さんの中には自己中心的な人も少なくありません。度が過ぎたハラスメントは言語道断ですが、ハラスメントとまではいかなくても不快な思いをする場面は多いはずです。

患者さんのためと思って接していても、その期待を裏切られる言葉をかけられてモチベーションが下がってしまうこともあるでしょう。また、患者さん本人ではなく患者さんのご家族とのやりとりで疲弊してしまう場合もあります。

6.不規則な勤務形態が辛い

病棟看護師の場合、夜勤は避けられません。人手不足の状態が続くと夜勤の回数も増え、体力的に辛いと思うことも出てくるでしょう。

夜勤の回数が増え、仕事も増えるとなると心身への負担は大きくなります。体力は人それぞれなので、「先輩や同期ができているから私も頑張らないと」と思うのは間違いです。

疲労が取れず、そのまま体調不良につながるという展開もゼロではありません。

7.いつまでも仕事が終わらない

日常勤務に加えてナースコール対応や日々の勉強など、看護師はやることが非常に多いです。気が休まる機会が少ないだけでなく、満足に休憩をとれない場合もあるでしょう。

休日も勉強会などで結局病院に行かねばならないこともあります。公私の区別なく、常に仕事のことを考え続けなければいけない環境が辛いと思う人も多いです。

8.待遇に不満がある

看護師の年収は年齢と共に増えるので、特に20代の看護師は仕事に見合う給料がもらえず不満に感じる傾向があります。

また、「手取りは新人時代の方が多かった」と感じた経験はありませんか?というのも、2年目以降は住民税の控除が始まります。給与明細上は給料が上がっていても、手取りが少なくなってモチベーションが下がる人もいます。

仕事が辛い時にやってはいけない2つのこと

「看護の仕事がこんなに大変だとは思わなかった」「早く辞めてしまいたい」そう思ったときにやってはいけないことがあります。

これから紹介することをやってしまうと、精神的負担がさらに増え、正しい判断ができなくなってしまいます。たった2つだけなので、いま自分が同じことをしていないか確認してください。

1.自分を責める

1つ目は「自分のせいだ」と思うことです。真面目な人ほど「仕事が辛いのは自分が未熟だから」と思いがちですが、この我慢が精神的負担になってしまいます。

あなたが仕事を辞めたいと思うのはあなた自身に問題があるからとは言い切れません。職場環境が原因のこともあれば、病院の体制がネックという場合もあります。問題の原因を探ることなく、自分の責任にするのはやめましょう。

心身の不調を無視する

2つ目は体調不良を無視して無理をすることです。無理をし過ぎるとより体調を崩し、仕事そのものができなくなってしまいます。対処しきれないストレスが積み重なり、以下の症状が出た場合は絶対無理をしないでください。

  • 眠れない、寝ても疲れが残っている
  • 集中できない
  • 疲れやすい
  • 食欲が落ちている、食欲が出過ぎている
  • 気持ちが落ち込む

仕事を辞める前にまずやってみてほしいこと

「仕事が辛いから辞める!」というのは、少しリスクがあります。辞めたいと思った場合、まずは今の病院で働く環境を変えられないか考えてみましょう。

今すぐできることとして、以下の3つがあげられます。

同期・先輩・上司に相談する

まずは周りにいる人に相談することです。今自分が思っていることや辛いことを話してみると、相談相手から解決に向けたアドバイスを受けられるかもしれません。誰かを頼り、サポートを受けて仕事に前向きになれた先輩看護師もいます。

特に人間関係の悩みは長年働いている先輩にしかわからないこともあるでしょう。信頼できる上司や先輩がいるなら、一度胸の内を話してみてください。

異動願いを出してみる

2つ目は部署を変えることです。病棟ではなく外来勤務に変える、診療科を変えるなど同じ病院でも環境を変えれば悩みがなくなる可能性があります。

「病棟勤務がどうしても合わず、外来に異動したら体調不良に悩まされることもなくなった」という先輩看護師もいます。一度上司に異動ができないか相談してみましょう。

休職を検討する

3つ目は休職です。どうしても体調が上向かない、仕事に行けないとなったら、医療機関を受診してください。診断内容によっては十分な休養が必要と判断されるかもしれません。

休職をするのは勇気がいります。しかし、休職をしたからまた頑張れたという先輩看護師もいます。休職をしてまだ続けられそうなら、時短勤務などを活用しながら徐々に復帰しましょう。

もし休職をしても辛い・辞めたい気持ちが消えなかったら退職を視野に入れてください。

こんな悩みがあるときは迷わず転職を!4つの悩みを解説

もし看護師を辞めたいと思う理由がこれから紹介する4つのいずれかの場合、迷わず転職してください。そのまま仕事を続けると心身ともに壊れてしまいます。速やかに今の職場を離れましょう。

1.上司からパワーハラスメントを受けている

1つ目はパワハラ(パワーハラスメント)です。侮辱的な言葉や物を投げる、過剰な叱責など理不尽な嫌がらせ・いじめが長期にわたり続く場合は即転職してください。

パワハラを我慢すると心身共に悪影響しか及ぼしません。パワハラが原因でうつ病などになると社会復帰にさらに時間がかかります。自分らしくいるためにもすぐ転職しましょう。

2.体調に支障をきたしている

2つ目は体調に影響が出ている場合です。看護師という仕事は心身ともに負担が大きいですが、心身ともに異常をきたしているのに続ける仕事ではありません。

  • 何をしても気分が乗らない
  • 寝られない
  • 食べられない

以上3点のいずれかの症状が出ている場合、そのままでいると心の病気になる可能性があります。速やかに病院に行き、心身の負担を減らすために転職してください。

3.休みが全く取れない

3つ目は休みが取れない場合です。休みの希望が通らない、そもそも休みが取れない職場で働いていてもいつか限界が来ます。

人手不足によって休みすらなくなる状況は自分の力だけでは解決できません。今の職場で無理をするのではなく、身体を壊す前に転職をしましょう。

4.半年以上経っても悩みが解決されない

4つ目は悩みが解決しない場合です。職場に関する悩みは一時の感情からくるものも多く、相談や異動などで気持ちが変われば解決する場合がほとんどです。

もし悩みが半年たっても解決しない場合、自分の力では解決できない内容かもしれません。その悩みが解決する見込みは低いので、転職先を探し始めてください。

転職をする時に気を付けるべきこと3選

「よし、転職するぞ!」と決めたなら求人探しをしましょう。看護師の求人はハローワークでも出ていますが、より自分に合う職場を探したいならこれから紹介する3つのことを意識してみましょう。

転職サイトは複数登録しよう

1つ目は転職サイトを複数使うことです。転職サイトとは、インターネット上で求人情報を見られるサイトです。転職サイトごとに掲載されている求人が異なるので、ぜひ2~3つのサイトに登録をして情報収集をしてください。

当社のインテントキャリアでも看護師募集の求人を多数掲載しています。他の転職サイトには掲載されていない限定求人も掲載しています。

転職する際に譲れないことを考えよう

2つ目は転職における優先順位を決めることです。

 

「夜勤が多くて体調を崩したから、日勤のみの仕事がいい」

 

 

「給料が安すぎたから、高収入を目指せるところに!」

転職のきっかけとなる悩みは人それぞれです。そして、悩みの解決策として何を優先しておきたいかも変わります。転職後に後悔しないためにも、何を優先したいのかをしっかり決めておきましょう。

同時に、「夜勤がある病院はNG」などこの条件がある求人は応募しないというのも決めておくとよいでしょう。インテントキャリアでは給料や勤務時間帯で絞って検索をかけられます。自分が一番大事にしたい条件で求人を絞って検索してみてはいかがでしょうか?

https://note.com/intent_career/n/n0eb98872b009

興味がある仕事ができる職場を選ぼう

3つ目は自分が興味をもてる仕事ができるかどうかです。労働条件だけに注目して自分が面白いと思えない仕事をしても、別の悩みが発生するだけです。

興味がある内容が少しでもできる仕事ならモチベーションも保ちやすくなります。労働条件だけでなく「楽しい!」と思える仕事探しをしてみてください。

さいごに

若手看護師はひとりでできる仕事が増える一方、悩みも増えます。人間関係や仕事のプレッシャー、労働条件の悪さなど悩みは人それぞれ。もし誰かに相談をしたり、同じ病院でも環境を変えて解決ができそうなら一度相談してみる価値はあるでしょう。

しかし、パワハラなど心身に悪影響を与える悩みであれば解決に向けて動き続けても意味がありません。すぐ転職してください。

転職する際は、いろいろな求人を見比べられるように複数の転職サイトへの登録をおすすめします。その中に当社運営のインテントキャリアも加えてください。

インテントキャリア: https://intent-career.com/
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この記事を書いた人
小宮滉

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