2025年01月14日
UI / UXデザイナーとは？その役割や年収、必要なスキルをご紹介します
「UIUXデザイナーに必要なスキル・資格を知りたい」
「UIUXデザイナーとWebデザイナーの違いが知りたい」
上記のような悩みを抱える方は、多いのではないでしょうか。
UIUXデザイナーとは、ユーザーにとって使いやすいデザインを設計するUIデザイナーと、ユーザーが使って良かったと感じる経験や体験を提供するUXデザイナーを合わせた職種です。
本記事では、UIUXデザイナーの役割、Webデザイナーとの違い、年収、必要なスキル、なり方について解説しています。
本記事を理解することで、UIUXデザイナーに近づけるでしょう。ぜひ、参考にしてください。
UIUXデザイナーとは
UIUXデザイナーとは、ユーザーにとって使いやすいデザインを設計するUIデザイナーと、ユーザーが使って良かったと感じる経験や体験を提供するUXデザイナーを合わせた職種です。
UIとはユーザーインターフェースであり、UXはユーザーエクスペリエンスの略称です。
UIデザイナーとUXデザイナーを別の人が担当する場合と、UIとUXの両方を担当する場合があります。
それぞれの仕事内容を適切に理解することで、製品・サービスを効果的にユーザーへ届けられるでしょう。
UIとUXは、お互いに密接に関係しています。どちらか1つだけを対策するだけでは、効果が薄いです。
最大限の効果を発揮できるように、本記事を参考にしてください。
UIUXデザイナーの役割
UIUXデザイナーの役割をUIとUXに分けて紹介します。
UIデザイナー
UIデザイナーは、ユーザーが直接触れる箇所をデザインする役割です。
Webサイトであれば、ログイン画面や、商品ページなどユーザーが訪れる場所を指します。
ユーザーにとって利用しやすいページにすることを目的として作成されます。
操作性が悪いデザインを設計すると、ログインするのに手間がかかったり、商品の購入ページに辿り着けなかったり、ユーザーが離れる原因になるでしょう。
初めてサイトを訪れた人でも、直感的に利用できるサイト設計が求められます。
UXデザイナー
UXデザイナーは、ユーザーが「利用して良かった」「楽しかった」など、良い印象を抱いてもらうためにデザインする役割です。
Webサイトを利用することで、ユーザーがどのような感情を抱くのか、どういった行動に移すのかを想像する力が求められます。
上記を達成するためには、UXだけでは不十分であり、UIと効果的に連携することで初めて実現可能です。
UXを学ぶと同時に、UIについても理解するようにしましょう。
UIUXデザイナーとWebデザイナーの違い
UIUXデザイナーとWebデザイナーの違いは、誰の目線で設計するかです。
UIUXデザイナーは、ユーザー目線でデザイン設計します。
ユーザーが使いやすいように、サイトを利用して良かったと感じられるかどうかを検討します。
一方、WebデザイナーはWebサイト全体を管理し、クライアント目線で設計します。
ほかにも、スキルを効率的に活かすために利用するツールも異なります。
UIUXデザイナーは、Adobe XDやFigma、Sketchなどがよく使われます。
Webデザイナーであれば、PhotoshopやGIMP、Canvaなどです。
UIUXデザイナーの年収
UXデザイナーの仕事の平均年収は645万円／平均時給は1,301円！給料ナビで詳しく紹介｜求人ボックス
UXデザイナーの仕事の平均年収は約645万円／平均時給は約1,301円です。都道府県別・条件別の年収や時給といった給料情報やUXデザイナーのお仕事情報も満載！【求人ボックス 給料ナビ】多様な仕事の給与情報を詳しく紹介
は649万円でした。
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したがって、UIUXデザイナーの年収は、全業界・全業種の管理職以上と考えられます。
求人サイトによっては、1,000万円以上（※1）の求人も見受けられるため、ハイクラス転職も狙えるでしょう。
（※1）自社調べ
UIUXデザイナーに必要な資格・スキル
UIUXデザイナーに必要な資格・スキルをそれぞれ紹介します。
UIUXデザイナーは、医師や弁護士のように資格が必要とされる職種ではありませんが、資格を取得しておくことで、転職時に有利に働いたり、クライアントが仕事を依頼するかどうかの判断材料になったりします。
さらに、スキルを磨いておくことでより良いデザイン設計が可能になるでしょう。
資格
UIUXデザイナーにおすすめの資格は、以下の3つです。
- アドビ認定プロフェッショナル
- ウェブデザイン技能検定
- Webクリエイター能力認定試験
資格を取得することで、キャリアアップに貢献したり、担当できる業務の幅が広がったりします。
さらに、クライアントから仕事を受注する際に、自分自身の能力を担保してくれる存在です。
資格取得には、お金と時間がかかります。あらかじめ計画を立てて取り組むようにしてください。
アドビ認定プロフェッショナル
おすすめの資格1つ目は、アドビ社が実施する資格試験です。
世界中で使用されるソフトのため、国際資格の1つと言えるでしょう。
アプリケーションごとに試験が設けられ、Photoshop、Illustrator、Premiere Proの3つに分けられます。
全てを取得する必要はなく種類が多いため、自分がよく利用するソフトのみを受験することをおすすめします。
ウェブデザイン技能検定
オススメの資格2つ目は、ウェブデザイン技能検定は、厚生労働省より指定を受けた、特定非営利活動法人インターネットスキル認定普及協会が実施する試験です。
検定は3級から1級まで存在し、1級を取得することで、Webデザインからサイト構築まで多様なスキルを取得したことを証明できます。
UIデザインの要素が含まれるため、UIUXデザイナーを目指す方にはおすすめです。
Webクリエイター能力認定試験
オススメの資格3つ目は、Web制作やサイト作成に、必要な能力を総合的に認定する試験です。
HTMLやCSSといった基礎的なスキルが問われます。
Webクリエイターに必要なスキルが身に付く試験のため、取得して損はない資格の1つです。
資格取得に苦手意識のある方は、上記の資格から目指すことをおすすめします。
Webクリエイター能力認定試験の試験内容（HTML5対応版）です。試験時間、出題形式、受験料などはこちらでご確認いただけます。
試験内容(HTML5対応版)｜Webクリエイター能力認定試験｜資格検定のサーティファイ
資格取得の足がかりにしてください。
スキル
UIUXデザイナーにおすすめのスキルは、以下の3つです。
- 分析力
- デザインツールの知識
- コミュニケーション能力
求められるスキルを磨くことで、生産性の向上、円滑な人間関係など多くのメリットが得られます。
すぐに身につけられるものではないため、日々の業務から意識して取り組むようにしましょう。
分析力
分析力はUIUXデザイナーにとって欠かせないスキルです。
ユーザーリサーチやデータ分析を通じてペルソナを定めてユーザーのニーズを把握し、
それに基づいたデザインを行うことで、ユーザーにとって使いやすいプロダクトを提供することができます。
また、将来のトレンドを予測し、それに対応するデザイン戦略を立てるためにも分析力が求められます。
デザインツールの知識
おすすめのスキル2つ目は、デザインツールの知識です。
UIUXデザイナーはデザインツールを用いて仕事をします。
効率よくデザインするための知識や、目的に合ったツールを使い分けるためにも知識を習得しましょう。
デザインツールは、日々新しいものが開発されています。
現在使っているもの以上に便利なものが開発された場合に、すぐに採用できるように、アンテナを立てておきましょう。
現在、使用しているツールが使いやすいと感じる気持ちは理解できます。
しかし、新しいものを受け入れる柔軟性がなければ、ユーザーのニーズ変化に対応できない可能性があることも理解しておきましょう。
コミュニケーション能力
おすすめのスキル3つ目は、コミュニケーション能力です。
ユーザーやクライアント、新規事業担当者などの意見を尊重しつつ、デザインの意図を説明するために必要になります。
また、円滑な人間関係を構築するためにも、コミュニケーション能力は効果を発揮します。
組織内でスムーズに連携したり、クライアントの潜在ニーズを引き出したりするのに効果的です。
UIUXデザイナーになるための方法
UIUXデザイナーキャリアを目指す方法として、以下の2つの例を挙げてみました。
- デザイナー会社に転職する
- 実践的な経験を積んでポートフォリオを作る
自分のスキルを存分に発揮したい方や、自分のペースで自由に仕事をしたい方におすすめです。
デザイナー会社に転職する
1つ目は、デザイナー会社に転職することです。
まずは実務経験が欲しい方におすすめです。
小さいプロダクトからでもいいのでUIUXデザイン経験があることで、UIUXデザイナーへの転職が有利になります。
転職活動において、資格を取得することで有利に進められます。何から始めればいいかわからない方は、上記の章で紹介した資格の取得がおすすめです。
「難しいかもしれないけど挑戦したい！」という方は、インテントキャリアにぜひご相談を。
求人サイトだけでなく転職エージェントサービスも展開予定なので、ご自身のキャリアに合う求人をご案内可能です。
実践的な経験を積んでポートフォリオを作る
2つ目は、実践的な経験を積んでポートフォリオを作ることです。
ポートフォリオがあることで、転職先の企業や、クライアントに対して自分のスキルを明確に示せます。
また、自分の持っているスキルの棚卸しをする機会にもなります。
これまで学んできたデザインの知識や、経験をアピールしましょう。
実践的な経験としては、Webサイトやアプリ制作する際のUIデザインの担当がおすすめです。
まとめ
UIUXデザイナーは、ユーザーが操作しやすいデザインを設計し、顧客体験を向上させる役割です。
UIとUXで役割が異なりますが、企業によっては兼任する場合があります。
自分はどちらかに専念したいのか、両方に携わりたいのか検討しておきましょう。
また、UIUXデザイナーが使用するソフトは多岐にわたり、日々進化しています。
デザイン設計するにあたって最適なものはどれか、ユーザーのニーズに応えられるようソフトはどれかなど、アンテナを張っておきましょう。
もし、UIUXデザイナーになりたいが不安な方や、誰かに相談したい人はインテントキャリアへの登録がおすすめです。
- 小宮 滉
暗号資産交換業者→GUILD株式会社 CEO